歯ぎしり・食いしばりとは

歯ぎしりとは、無意識の状態下で、上下の歯をギリギリと擦り合わせる行為のことです。
一般的には、就寝中のよくある癖として捉えられがちですが、歯ぎしりや食いしばりを続けていると、身体に悪影響を与える可能性があります。
また、小さなお子さまは成長過程で歯ぎしりをするものですが、過度に激しい歯ぎしりや永久歯での歯ぎしりは、お口の健やかな成長を妨げる恐れがあります。

大人も子どもも、歯ぎしりや食いしばりで気になる症状がある場合は、早めに上本町駅の「近藤歯科」までご相談ください。






歯ぎしり・食いしばりの原因

じつは、歯ぎしり・食いしばりを引き起こす明確な原因は明らかになっていません。
ただ、次のようなことが歯ぎしりの原因になり得ると考えられています。

  • ストレス

  • 歯並びの乱れにより上下の歯がかみ合わない

  • 枕が高いために、うつむいた状態で寝ている

  • 何かに長時間集中している

また、お子さまが乳歯が生えたタイミングや永久歯に入れ替わる時期に歯ぎしりをしている場合は、日々変化する上下の歯のかみ合わせをフィットさせるために食いしばりをしていると考えられます。



歯ぎしり・食いしばりの
3つの症状

歯ぎしり・食いしばりは、症状の現れ方によって3つに分類されます。
それぞれに特徴があり、一種類だけ当てはまる人もいれば、複数のタイプが当てはまる人もいるため、気になる方は症状をチェックしてみましょう。

グラインディング(グラインド)

下顎の歯を左右に動かすことで、上下の歯を擦り合わせるタイプの歯ぎしりです。
「ギリギリ」という音が特徴的ですが、就寝中に行っているため自覚しづらく、家族やパートナーに指摘されてから自覚するケースも少なくありません。
もしくは、起床時に顎が疲れていたり、歯が全体的にすり減っていたりする症状から、就寝中の歯ぎしりに気付くこともあります。

食いしばり

上下の歯を強く噛みしめるタイプの歯ぎしりで、クレンチングとも呼ばれます。
就寝時だけでなく、日中にも無意識にしてしまうことがある点が特徴です。グラインディングとは対照的に、食いしばりは垂直方向に歯をかみ込むため、ギリギリといった音がせず、本人や家族も症状に気付きにくい点に注意が必要です。
食いしばりは、日中も無意識に顎や歯に負担がかかってしまっているので、症状を自覚した上での対策が求められます。

タッピング

タッピングは、リズムよくカチカチと歯を鳴らすタイプの歯ぎしりです。
グラインディングや食いしばりにくらべると症例数は少なく、ずっと力が入っているわけではないので顎や歯にかかる負担も軽くなります。
周囲に気づかれて指摘を受けやすいため、自覚しやすい症状である一方、日常的にタッピングが癖になってしまうケースもあります。



歯ぎしり・食いしばりのリスク

歯ぎしりや食いしばりの力は非常に強く、歯や顎に負担が蓄積することで、次のようなトラブルを引き起こす可能性があります。

  • 顎関節症になりやすくなる

  • 歯が削れたり割れたりする

  • 顎の骨に負担がかかって歯周病が悪化する

  • 詰め物や被せ物が取れやすくなる

  • 歯並びが乱れる

  • 顔の歪みや変形につながる

このように、そのまま放置するとお口の中だけでなく、身体全体の不調につながるリスクがあるため、症状に気づいたら早めに「近藤歯科」までご相談ください。



歯ぎしりや食いしばりの対処法

歯ぎしりや食いしばりの原因はさまざまですが、症状を悪化させないためには、日ごろから対処法を取り入れるといいでしょう。

ただし、歯ぎしりはお口のトラブルの一つなので、一人で悩まずご相談ください。

運動やマッサージなどのセルフケア

歯ぎしりや食いしばりの原因の1つは、精神的な要因や肉体疲労からくる筋肉の緊張です。無意識のうちに、頬や顎の周りの筋肉に力が入ることで顎や歯に負担がかかります。

そのため、適度な運動で日常のストレスを解消したり、歯ぎしりにより強張った筋肉をマッサージでほぐすなどの対処法もおすすめです。

マウスピース療法(スプリント療法)

「近藤歯科」では、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを製作して、歯ぎしりや食いしばりから歯を守る治療を行います。就寝中や日中など、症状が現れやすい時間帯に装着することで、顎関節にかかる負担を減らし、歯のすり減りを防ぐ効果が期待できます。
ナイトガードは保険適用であり、患者さまのお口に合わせて製作することが可能です。



歯ぎしり・食いしばりの治療は
【近藤歯科】まで
ご相談ください

歯ぎしりや食いしばりは、よくある癖と思われがちですが、そのまま放置していると、歯並びや、顔の歪みや歯周病の悪化などにもつながるため、症状に合わせて適切な対処法をすることが大切です。
子どもにも歯ぎしりや食いしばりは見られ、成長中の子どもの場合は顎の成長にも影響することもあります。

上本町・谷町九丁目エリアにある近藤歯科では、歯科用CTを用いて歯ぎしり・食いしばりの影響を丁寧に検査し、マウスピース療法を含む適切な治療法をご提案しています。
歯ぎしり・食いしばりで気になる症状がある場合は、ぜひ一度、当院までご相談ください。




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