小児歯科とは?About

お子さまのお口は大人とは違い、生え変わりなども考慮しなくてはなりません。
「乳歯はどうせ抜けるのだから・・・」と思っていると、
未来の歯並びや口内環境に影響することも。
お子さまの時からキッチリと健康なお口にしていくことが、今後の健康なお口づくりに繋がります。





子どもの歯の特徴と
大人の歯との違い

お子さまの乳歯は、永久歯に比べてエナメル質が薄く、虫歯の進行が早いのが特徴です。
また、歯の神経も大きいため、虫歯ができるとすぐに痛みを感じることが多いです。
そのため、小児歯科では以下の点に注意しながら治療や予防を行います。

  • 虫歯の進行を早期に発見し、適切な処置を行う

  • 乳歯の健康を維持し、永久歯が正しく生える環境を整える

  • かみ合わせや顎の成長を考慮した治療を提供する

特に、乳歯の虫歯は放置すると後に生えてくる永久歯にも悪影響を及ぼすため、早めの受診が大切です。





何歳から受診するべき?
初めての歯科受診のタイミング

お子さまの歯科受診は、歯が生え始めたころ(生後6か月〜1歳ごろ)から始めるのが理想です。
自治体の1歳半検診でも歯科検診を行っていますが、歯が生える時期には個人差があります。1歳未満で歯が生えた子は、検診よりも前に歯科医院へお越しいただくことをお勧めします。

初診では、

  • 歯の生え方や成長のチェック

  • 虫歯の有無の確認

  • 正しい歯磨き方法の指導

  • フッ素塗布による虫歯予防

などを行います。
「まだ虫歯がないから大丈夫」と思わず、予防のために定期的に受診することが大切です。





小児歯科の治療について Treatment

01.虫歯の治療

乳歯や子どもの永久歯はまだ柔らかく、大人と比べて虫歯になりやすいです。
歯の硬い部分が薄く、大人と比べて神経に達し易いので、注意が必要です。

02.歯肉炎の治療

ジュースやお菓子を摂取したあとに歯磨きが出来ていないと、歯茎の出血や口臭の原因にもなります。
小さいお子さまには必ず仕上げ磨きをしましょう。

03.歯並びの治療

子どもの頭蓋骨と顎の成長は早く、6歳で成人の90%近くになると言われています。
歯並びやかみ合わせは、遺伝より普段の呼吸や食生活などの生活習慣の影響が大きいと言われています。
まずは悪化の要因を改善しましょう。
場合によっては矯正治療が必要になります。

04.予防治療
(フッ素塗布・
シーラント)

予防治療では、以下の処置を行います。
● フッ素塗布(歯の表面を強化し、虫歯を予防)
● シーラント処置(奥歯の溝を埋めて虫歯を防ぐ)
これらの処置は定期的に行うことで、虫歯リスクを抑えることができます。




当院の小児歯科の流れ

お子さまの歯科治療は、一般の成人向けの治療とは異なり、「お子さまの成長段階に合わせた対応」が重要になります。ここでは近藤歯科の小児歯科の流れについてご説明します。
お子さまが怖がらないよう、無理のない範囲で進めることが小児歯科の基本です。最初は「診察だけ」からスタートし、徐々に慣れてもらうことも可能ですので、状況に合わせて柔軟にご提案させていただきます。

1初診・カウンセリング

まず、初診ではカウンセリングを行い、お口の状態を確認します。
お子さまの歯の生え方や虫歯の有無をチェックし、生活習慣や食生活についてもヒアリングします。
特に、普段の食事や歯磨き習慣が虫歯リスクに影響するため、詳しく伺います。

2診査・診断

カウンセリング後、診査・診断を行い、虫歯や歯並びの状態を詳しく確認します。
必要に応じてレントゲン撮影を行い、目に見えない部分の状態も把握します。

3治療計画の説明

診断結果をもとに、治療計画を立ててご説明します。
治療内容や治療期間について分かりやすく説明し、保護者の方にもケアのポイントをお伝えします。
お子さまの負担をできるだけ軽減するため、治療の進め方についても丁寧にご相談します。

4治療開始

治療が始まる際には、痛みに配慮した方法を取り入れ、お子さまが安心できる環境を整えます。
歯医者に対する恐怖心を減らすため、慣れるまで無理に治療を進めることはありません。
お子さまのペースに合わせて進めることで、歯科医院に対する苦手意識を軽減します。

5定期検診・予防ケア

治療後も、定期的な検診や予防ケアを継続することが大切です。フッ素塗布やシーラント処置を活用し、虫歯を未然に防ぎます。
また、正しい歯磨き方法を指導し、お子さま自身が健康な歯を維持できるようサポートします。





小児歯科の特徴とは?Fetuar

  • 1.乳歯や生えたばかりの永久歯は虫歯になり易い
  • 2.年齢によっては保護者による仕上げ磨きが重要になる
  • 3.遺伝よりも生活習慣の影響を受けやすい
  • 4.小児の頃から清潔なお口にして行くことで今後の健康なお口作りに役立つ

こんなお悩みをお抱えの方へ

虫歯が多い

解決策

歯磨きももちろん大切な要素ですが、お子さまの虫歯は生活習慣の影響が大きいです。
ジュースやスポーツドリンクを習慣的に飲んだり、お菓子をだらだら食べることは虫歯になりやすくなるので注意しましょう。

こちらの治療がオススメです

歯並びが悪い

解決策

歯並びは遺伝よりも、生活習慣の影響が大きく、例には指吸い、舌を嚙む、頬杖、口呼吸などが挙げられます。
特に口呼吸は歯並びに悪影響がある上に、お口が乾いて虫歯になり易くなるため、鼻呼吸を身に着けることが重要です。

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小児歯科の
よくある質問Frequently Asked Questions



Q01.歯磨きしても歯の汚れがおちません。
A01.歯垢が歯石になってしまったか、虫歯になっている可能性がありますので、一度当院を受診ください。

Q02.生えはじめの歯は虫歯になりやすいって本当ですか?
A02.本当です。生えたての乳歯や永久歯は、未完成な状態ですので虫歯になりやすいです。

Q03.子供が歯医者に行くことを怖がっているのですが…。
A03.お子さまは歯科医院で何をするのか知らないので戸惑ってしまいます。歯科医院に場慣れさせ、楽しい場所という印象を持ってもらう必要があります。

Q04.子どもの矯正って何歳ごろから始めればいいですか?
A04.子供の矯正は、通常、前歯が生え変わった6~7歳ごろから開始いたします。

Q05.フッ素の安全性について
A05.フッ素は、適切な量を使用すれば安全で、虫歯予防に有効です。
歯科医院でのフッ素塗布は安全な濃度で行うため、安心して受けていただけます。

Q06.保護者が子どもにできる虫歯予防のサポートとは?
A06.保護者の方がお子さまにできるサポートには、次のようなものがあります。

● 仕上げ磨きを行う(特に小学校低学年まで)
● おやつの回数や食事のバランスを考える
● 定期検診を習慣化する など

お子さまの虫歯予防には、保護者の協力が不可欠です。
日々のケアが、お子さまの歯の健康を守るカギになります。