コラム
Column

【谷九・上本町の歯科】毎日歯磨きしているのに?汚れが残る理由とクリーニングの効果

皆さま、こんにちは。
上本町・谷町九丁目・四天王寺前夕陽ヶ丘エリアの歯医者・歯科医院【近藤歯科】です。
 
毎日きちんと歯を磨いているのに、むし歯や歯ぐきのトラブルが起きることがあります。
それは「磨き残し」としてお口の中に汚れが残っているからかもしれません。
 
そこで今回は、なぜ歯ブラシだけでは汚れが取りきれないのか、どのような部分に磨き残しが生じやすいのかをお話しします。
そして歯科医院でのクリーニングがどのようにお口の健康を守るのかを丁寧に解説します。
 
 

院長

近藤 院長

経歴
平成29年:近藤歯科開院
大阪歯科大学卒業後、13年間の研鑚を経てこの度、谷町九丁目の地に開院

医院名:近藤歯科
所在地:〒543-0072
大阪府大阪市天王寺区生玉前町5-30

 
 

歯磨きだけで汚れは完全に落とせないの?

毎日歯磨きをしている人は多く、厚生労働省の調査では、1歳以上の約97%の人が毎日歯を磨いているというデータがあります。
さらに、1日2回以上磨いている人は約79%に達します。
とはいえ、それでも、むし歯や歯周病のリスクを完全になくせるわけではないのです。
それは、歯磨きだけではどうしも落としきれないお口の汚れがあるからです。


参照:厚生労働省「令和4年度歯科疾患実態調査結果の概要」表23より >

 
歯磨きで落とせるのは、おもに食べかすや歯垢(プラーク)です。
歯垢(プラーク)は細菌とその産生物が集まったもので、取り除かずに放置していると、むし歯や歯周病の原因になります。
この歯垢(プラーク)は、日々の歯磨きである程度は除去できますが、
歯と歯の間や歯ぐきの境目など、ブラシが届きにくい場所には磨き残しが生じやすい
のです。
歯ブラシ1本だけの歯磨きでは、歯と歯の間の汚れは約6割しか落とせないともいわれており、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことが重要とされていますが、それでも完全に除去できるわけではありません。
このように、日々のケアには限界があるため、定期的な歯科医院でのチェックとケアが大切になります。


参照:神奈川県「今日から始めるすき間ケア~毎日のむし歯・歯周病対策~」より >


 
 

なぜ「磨き残し」が問題なの?

歯磨きで一見きれいになったような歯でも、じつは目に見えない部分に歯垢(プラーク)がこびりついた状態になってしまっていることがあります。
歯垢(プラーク)は時間が経つと唾液中のミネラルと結合して歯石になり、こうなると硬くてブラッシングでは取り除けません。
歯垢(プラーク)や歯石がお口の中に残ると、次のような問題が生じやすくなります。
 

むし歯になるリスクが高まる

歯垢(プラーク)中の細菌が糖分を分解して酸をつくり、歯の表面を溶かしてむし歯を進行させます。
歯垢(プラーク)は「歯と歯の間」「奥歯の噛む面の溝」「歯と歯ぐきの境目の溝(歯周ポケット)」などに溜まりやすく、日常のブラッシングだけでは完全に除去できない特徴があります。
 

歯周病が進行する

歯周病は、歯と歯ぐきの境目に、細菌のかたまりである歯垢(プラーク)が残り、歯ぐきに炎症を起こすところから始まります。
初期は「歯ぐきが赤い」「歯磨きのときに出血する」といったサインが中心で、痛みがないことも少なくありません。
そして、汚れがたまりやすい「歯と歯ぐきの境目」や、「歯と歯の間」の清掃が不十分な状態が続くと、炎症が歯ぐきの内側に広がり、「歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目の溝)」が深くなっていきます。
歯周ポケットが深くなるほど、歯ブラシの毛先が届きにくくなり、ポケットの中に細菌や汚れがたまりやすい状態になります。
さらに進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)が少しずつ吸収されて痩せていき、

▪歯ぐきが下がって歯が長く見える
▪歯がぐらつく
▪口臭が気になる

といった変化につながることがあります。
歯の表面に付着した汚れが時間の経過とともに硬くなると、歯石のようにこびりついてしまい、通常の歯磨きだけでは落とせなくなります。
 
そのため、歯周病の予防では、毎日のセルフケアに加えて、歯科で「歯と歯ぐきの境目」や「歯周ポケット」周囲の汚れを定期的に確認し、必要に応じてクリーニングで取り除くことが大切です。
 
 

歯科医院で行うクリーニングとは?

歯科でのクリーニングは、セルフケアでは取り切れない汚れを専門的な方法で除去し、お口の中を清潔な状態に整えるための「プロフェッショナルケア」です。
おもに、次のような処置が行われます。
 

スケーリング(歯石除去)

スケーリングは、「歯と歯ぐきの境目」や「歯の根元」、「歯周ポケット周囲」に付着した歯垢や歯石を、専用の器具を用いて取り除く処置です。
歯石は歯ブラシでは落としにくいため、歯科での専門的な方法で除去しなければなりません。
汚れを取り除くことで、歯ぐきの炎症が起こりにくい口腔環境を整えることが期待されます。
 

ポリッシング(歯の表面清掃)

ポリッシングは、歯の表面に残った細かな汚れや着色を除去し、表面をなめらかに整える処置です。
歯の表面がつるつるの状態になることで汚れが再付着しにくくなり、日々の歯磨きの効果を高めることにもつながります。
 
このように、歯科でのクリーニングは、単に見た目をきれいにするためのものではなく、汚れがたまりにくい状態をつくるための、予防効果の高いケアといえます。
 
 

クリーニングが予防歯科で重視される理由

厚生労働省の歯科疾患実態調査では、40歳以上の多くの方に歯周病の所見が認められており、年齢とともにお口のトラブルが増えやすい傾向が示されています。
これは、歯磨きの習慣が不足しているというよりも、長年の生活習慣によって汚れが少しずつ蓄積していくことが影響していると考えられます。
 
予防歯科では、症状が出てから治療を行うのではなく、

▪汚れがたまりやすい状態になっていないか
▪歯ぐきや歯周ポケットに変化がないか

これらを定期的に確認し、必要なケアを行うことで、トラブルの発生や進行を防ぐことをめざします。
 
歯科で行うクリーニングは、汚れの蓄積を定期的にリセットし、「トラブルが起こりにくい状態を保つための歯科受診」と位置づけられています。
これが、「定期的なクリーニング」が予防歯科の中心的な役割を担っている理由です。
 
 

どのくらいの頻度でクリーニングを受けるとよい?

予防歯科の効果を考える上で、クリーニングを受ける頻度も気になるところではないでしょうか。
一般的には、3〜6ヶ月に1回程度の定期的なクリーニングが推奨されることが多いとされています。
 
ただし、この頻度はすべての方に一律で当てはまるものではありません。
お口の中の状態や、歯周病の進行度、磨き残しの多さ、生活習慣などによって、適切な間隔は変わります。
例えば、

▪歯石がつきやすい方
▪歯周病のリスクが高い方
▪矯正治療中で磨きにくい部分が多い方

このような方は、1〜3ヶ月ごとのクリーニングをすすめられることもあります。
ご自身に合ったペースで、歯科で定期的なお口のチェックとクリーニングを受けるようにしましょう。
 
 

定期検診&クリーニングは「歯を削る治療」を減らすことにつながります

定期検診&クリーニングの大きなメリットの一つが、歯を削る治療をできるだけ減らせる可能性を高められることです。
むし歯や歯周病は、進行すれば治療が必要になりますが、治療ではどうしても歯を削ることがあります。
一度削った歯は元に戻ることはなく、再治療を繰り返すことで歯の寿命が短くなってしまうこともあるのです。
しかし、歯科検診とクリーニングを定期的に行っていれば、

▪初期むし歯の段階で気づける
▪歯周病の炎症が軽いうちに対処できる

といったメリットがあります。
早期発見・早期対応が可能となり、結果として大がかりな治療を回避しやすくなるのです。
「いつまでも自分の歯でおいしく食べたい」という未来への思いを実現するためには、症状が出てからではなく、定期的なチェックとクリーニングでトラブルの芽を早めに見つけて対処していくことが大切です。
長期的にご自身の歯を守るうえで非常に重要なポイントといえるでしょう。
 
 

自宅でのセルフケアとプロケアの両立が大切です

ここまでお読みいただくと、「歯科での定期検診&クリーニングがポイントということ?では歯磨きの意味は?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
 
予防の基本は「毎日の歯磨き」です。
 
歯科でのプロケアは数ヶ月に1回ですが、歯磨きは一年中、毎日行います。つまり、毎日の歯磨きが無ければ、予防は成り立ちません。
毎日の歯磨きは、プラークがたまるスピードを抑えるために欠かせない習慣です。
歯科でのクリーニングは、あくまでセルフケアを補完する役割を担っています。

▪毎日の歯磨きとフロスなどのセルフケア
▪歯科医院での定期的なクリーニングとチェック

この二つをバランスよく続けることが大切です。
どちらか一方だけでは、むし歯や歯周病のリスクを十分に下げることは難しいとされています。
 
 

定期検診や予防クリーニングは谷九・上本町エリアの【近藤歯科】へご相談ください

毎日歯磨きをしていても、歯ブラシだけでは落としきれない汚れが残ることは珍しくありません。
その汚れを放置してしまうと、むし歯や歯周病につながるリスクが高まってしまいます。
 
上本町・谷町九丁目・四天王寺前夕陽丘エリアにあり、谷町筋から東へ入ってすぐの【近藤歯科】では、お一人お一人のお口の状態に合わせた予防歯科のご提案と、丁寧なクリーニングを行っています。
「きちんと歯磨きしているのに不安がある」
「最近クリーニングを受けていない」
そのような方は、ぜひ一度、予防歯科の視点からお口の状態を確認してみてはいかがでしょうか。
日々のセルフケアと歯科医院でのクリーニングを組み合わせることで、将来にわたってご自身の歯を守ることにつながります。
気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。


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