コラム
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夏休みはむし歯リスクが高まる時期!小児歯科の定期検診でむし歯予防

皆さま、こんにちは。
上本町・谷町九丁目・四天王寺前夕陽ヶ丘エリアの歯医者・歯科医院【近藤歯科】です。
 
夏休みや冬休み、春休みなどの長期休みは、お子さまにとって楽しい時間です。
しかしその一方で、生活リズムや食習慣が変わりやすく、むし歯のリスクが高まる時期でもあります。
夜ふかしや寝坊で食事時間が不規則になったり、間食や甘い飲みものを摂る回数が増えたりすることで、お口の中に糖分が長くとどまり、むし歯の原因となる酸が作られやすくなります。
 
特に乳歯は永久歯よりもエナメル質が薄く、むし歯の進行が早いという特徴があるため、早期発見と予防がとても重要です。
そこで有効なのが、長期休みのタイミングで受ける小児歯科の定期検診です。
休みの前後に受診を予定しておけば、むし歯や歯並びの変化に早く気づけるだけでなく、予防習慣の定着にもつながります。
 
今回は、むし歯を予防するために、長期休みを活用した定期検診との上手な付き合い方について解説します。

 
 

院長

近藤 院長

経歴
平成29年:近藤歯科開院
大阪歯科大学卒業後、13年間の研鑚を経てこの度、谷町九丁目の地に開院

医院名:近藤歯科
所在地:〒543-0072
大阪府大阪市天王寺区生玉前町5-30

 
 

長期休みにむし歯リスクが高まる!3つの理由

長期休みは、学校や園での規則的な生活から離れ、食事やおやつの時間が不規則になりやすい時期です。
その結果、口の中が酸性に傾く時間が長くなり、歯を守る働きが低下します。
長い休みに、子どものむし歯リスクが高まる具体的な理由を見ていきましょう。

 

1.間食の回数が増える

長期休み中は、甘いお菓子やジュースなどを口にする機会が増えます。これらに含まれる砂糖(発酵性糖質)を摂取すると、歯垢(プラーク)の中のむし歯菌が糖を分解し、酸を作ります。
その酸によって歯の表面のミネラルが溶け出す現象を「脱灰(だっかい)」といいます。
歯の表面を覆うエナメル質は、pHが5.5より低くなると急速に溶け始めるのです。この値を「臨界pH」と呼びます。


参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~|う蝕の原因とならない代用甘味料の利用法>

 
一方、私たちの口には「唾液」という天然の防御機能があります。
唾液には酸を中和する働きがあり、さらにカルシウムやリン酸を補給して溶けかけた部分を修復する作用があるのです。
この修復の働きを「再石灰化(さいせっかいか)」といいます。
本来、1日3回の食事程度であれば、脱灰と再石灰化のバランスが保たれ、歯は健康な状態を維持できます。
ところが、甘いおやつや飲みものを食べたり飲んだりし続けると、臨界pHを下回る時間が長くなり、再石灰化が追いつかなくなるのです。
その結果、脱灰が優勢になり、やがてエナメル質が欠け始め、むし歯が進行してしまいます。

 

2.生活リズムの乱れ

夜ふかしや朝寝坊によって食事の時間が不規則になると、唾液分泌のリズムも乱れます。
特に、就寝中は唾液の分泌量が減り、お口の中が酸性状態のまま長く保たれることになるので、むし歯リスクが高まります。

 

3.水分補給の際の飲みもの

夏場は水分補給が欠かせませんが、ジュースやスポーツドリンク、乳酸菌飲料など砂糖を多く含む飲みものを頻繁に口にすると、むし歯リスクが高まります。

このように、長期休みは生活や飲食の変化により、歯を溶かす「脱灰」が優勢になる環境が作られやすい時期なのです。
むし歯を防ぐためには、間食や甘い飲み物の摂取をコントロールし、歯を修復する「再石灰化」が働く時間を十分に確保することが大切です。

 
 

日本の子どものむし歯の現状は?

ところで、日本の子どもたちのむし歯の現状はどうなっているのでしょうか?
 
厚生労働省の2022(令和4)年の歯科疾患実態調査によると、5〜11歳の乳歯にむし歯を持つ割合はおよそ15〜35%と報告されています。
つまり、統計的には およそ3~7人に1人の子どもが乳歯にむし歯がある ということになります。
過去の調査と比べると、むし歯の数は減少傾向にあるものの、依然として一定数の子どもがむし歯を経験している状況です。
 
むし歯リスクが高まる長期休みには、より一層予防ケアに力を入れることが大切です。
そのためにも、歯医者での定期検診をぜひご活用ください。


参照:厚生労働省|令和4年歯科疾患実態調査概要p4>

 
 

小児歯科の定期検診が重要な理由とは?

小児歯科での定期検診は、単にむし歯の有無を確認するだけではありません。
以下のような、総合的なお口の健康チェックが行われます。

・むし歯などのお口のトラブルの早期発見
・歯ぐきやお口の粘膜部分の健康状態の確認
・生えかわりの進行状況、かみ合わせのチェック
・食習慣や歯磨き習慣の改善・アドバイス

乳歯は永久歯よりも構造的に弱く、むし歯の進行が早い傾向があります。
定期検診であれば、見た目に変化がない初期段階でも発見しやすく、早期治療や予防処置につなげられます。
また、歯並びやかみ合わせの異常も早い段階で見つけることができますので、必要に応じて矯正治療の検討も可能です。
 
 

定期検診とあわせて行う予防法とは?

小児歯科の定期検診では、むし歯予防のための処置を行うことがあります。
その代表が「フッ素塗布」と「シーラント」です。
 

フッ素塗布

フッ素は歯の再石灰化を促し、酸に強い歯質を作る働きがあります。
厚生労働省の健康づくりサポートネットによれば、フッ化物配合歯磨剤の使用と、定期的な歯科医院でのフッ素塗布と併用することで乳歯のむし歯を半減させたという報告もあります。


参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~|フッ化物歯面塗布 >

 

シーラント

「シーラント」は、奥歯のかみ合わせ部分にある深い溝を樹脂でふさぎ、食べかすや細菌がたまるのを防ぐむし歯予防法です。
さらに、使用するシーラント材に含まれるフッ化物の働きによって、歯の再石灰化を促し、むし歯への抵抗力を高める効果も期待できます。
特に6歳臼歯や生えたての永久歯に有効で、4年以上の継続で約60%のむし歯予防効果があると認められています。
「フッ素塗布」と併用すれば、さらに予防効果が高まりますのでおすすめです。


参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~|シーラント(予防法) >

 
 

家庭でできるむし歯予防習慣は?

長期休み中のむし歯リスクを減らすためには、家庭での予防習慣が欠かせません。
特に小児期は、保護者の方のサポートが大きな役割を果たします。
 

1.間食と飲みものの管理

甘いおやつやジュースは、時間を決めて摂るようにします。
おやつの回数は1日1〜2回程度に抑え、サッと食べ終えるようにしてください。
できれば、お茶や水など、砂糖を含まない飲みもので水分補給をしましょう。
酸性飲料の摂りすぎは、むし歯リスクを高めます。
 

2.就寝前の丁寧な歯磨き

夜は唾液の分泌量が減少し、お口の中の自浄作用が弱まります。
そのため、就寝前の歯磨きは特に重要です。
保護者による仕上げ磨きも、永久歯が生えそろうまでは継続することが推奨されています。
 

3.フッ化物の活用

フッ化物配合歯磨剤の使用は、再石灰化を促進します。
市販の歯磨き剤にはフッ化物が配合されているものですが、むし歯予防効果を十分に得るためには、年齢に応じた適切な濃度を選ぶことが大切です。
 

フッ化物配合歯磨剤の推奨濃度(年齢別)


・歯が生えてから2歳まで:900〜1,000ppmF
・3〜5歳:900〜1,000ppmF
・6歳〜成人・シニア世代の方:1,400〜1,500ppmF

歯科医院でのフッ素塗布と併用することで、さらに効果が高まります。


参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~|フッ化物配合歯磨剤 >

 
 

長期休みを活かした定期検診スケジュール~定期検診の頻度について~

むし歯の発生や進行を抑えるためには、定期検診を継続することが大切です。
一般的には3〜6ヶ月ごとの受診が目安ですが、むし歯リスクが高い場合や初期むし歯がある場合は1〜3ヶ月ごとの受診をおすすめされることもあります。
一般的に推奨される3〜6ヶ月ごとの受診には、長期休みを活用するとちょうどよいでしょう。
長期休みのたびに定期検診を受ける予定にしていると、平日や学校行事に影響されずに受診でき、家族全員の予定を合わせやすくなります。
夏休みや冬休みの始まりや終わりに検診を予定しておくと、忘れにくく、習慣として定着しやすくなります。
兄弟姉妹がいる場合は同じ日に受診することで通院回数を減らせるため、保護者の方の負担も軽減できるでしょう。
 
こうして長期休みを上手に使って定期検診を続けることは、今のむし歯予防だけでなく、お子さんの将来の歯の健康にも大きく関わってきます。
ここからは、乳歯期からの予防がなぜ長期的なメリットにつながるのかも見ていきましょう。
 
 

小児歯科での予防がお子さまの将来につながります

乳歯は「いずれ抜ける歯」として軽く考えられがちですが、その健康状態は将来の永久歯の生え方や歯並びに大きな影響を与えます。
乳歯には、食べる・話すといった生活機能だけでなく、永久歯が正しい位置に生えるためのガイドという役割があることをご存じでしょうか。
むし歯などで、早期に乳歯を喪失した際に招く影響には、次のようなものがあります。
 

永久歯の位置ずれや歯並びの乱れ

乳歯が早く抜けると、空いたスペースに周囲の歯が傾いたり移動したりしてしまい、あとから生える永久歯が正しい位置に並べなくなります。
 

永久歯の形成への悪影響

乳歯の根の先には永久歯の芽があり、乳歯が重度のむし歯や炎症を起こすと、下に控える永久歯の形や色、表面の質(エナメル質の形成)に影響が出ることがあります。
 

かみ合わせの不調や発音への影響

歯の位置や高さが変わることで、かみ合わせや発音に支障が出る場合があります。
 
さらに、幼少期から定期的に歯科を受診することには、心理的なメリットもあります。
 

歯科への恐怖心や抵抗感が少なくなる

歯医者は「痛くなってから行く場所」ではなく、「健康を守るために行く場所」という意識が身につきます。
 

歯磨き(セルフケア)の習慣が身につく

定期検診やプロによるケアの重要性を小さい頃から理解でき、大人になっても自然と続けられる可能性が高まります。
 
このように、小児歯科での予防は、短期的にはむし歯や歯並びのトラブルを防ぎ、長期的には一生涯のお口の健康を守る習慣づくりにつながります。
今からの取り組みが、大人になっても健康な歯を保つための土台になるのです。
 
 

長期休み中のむし歯予防は「近藤歯科」にご相談ください

長期休みは生活リズムや食習慣が変わり、むし歯リスクが高まる時期です。
上本町・谷町九丁目・四天王寺前夕陽丘から通いやすい【近藤歯科】では、お子さまの年齢や生活習慣に合わせた予防プランをご提案し、成長段階に応じた丁寧なケアを行っています。
長期休みをきっかけに、定期検診を習慣にしませんか?
お子さまのすこやかな歯の成長を、保護者の皆さまとともに支えてまいります。
ぜひお気軽にご相談ください。

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