コラム
Column

歯がないまま放置するとどうなる?健康や生活へのデメリットについて解説

皆様、こんにちは。
上本町・谷町九丁目・四天王寺前夕陽ヶ丘エリアの歯医者・歯科医院【近藤歯科】です。
 
歯を失うということは、単に見た目や食事の不便さにとどまらず、私たちの健康や生活の質にも大きな影響を与えます。
それでも「歯が1本抜けたくらいでは大丈夫」と考えがちではないでしょうか。
けれども、実際には、歯を失ったまま放置しておくことによって、さまざまな健康面でのリスクが引き起こされているのです
 
この記事では、「歯を失ったまま放置するとどうなるの?」という点について解説し、歯を補う方法として「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の治療法を紹介します。
それぞれの治療法のメリットやデメリットを比較できる表もご用意していますので、ぜひ最後まで目を通してくださいね。
歯がない状態を放置することで起こる健康面や生活面でのデメリットを知り、「早期に適切な治療を行うことの大切さ」を知っておきましょう。
 

院長

近藤 院長

経歴
平成29年:近藤歯科開院
大阪歯科大学卒業後、13年間の研鑚を経てこの度、谷町九丁目の地に開院

医院名:近藤歯科
所在地:〒543-0072
大阪府大阪市天王寺区生玉前町5-30

 
 

歯を失ったまま放置すると起こる7つのリスク

歯を失ったままにしていると、見た目や発音に影響が出るだけでなく、健康面にも深刻な問題を引き起こすことがあります。
まずは、歯を失ったことによって生じるリスクについて見ていきましょう。
 

1.歯並びの乱れを引き起こす

歯を失ったまま放置していると、隣の歯が抜けた場所に向かって傾いてきます。
また、歯並びが悪くなることで、食べ物を効率よく噛むことができず、さらに歯磨きが難しくなるため、むし歯や歯周病のリスクも高まります。
特に前歯を失うと、口元が突き出たような印象を与えることもある上に発音にも影響が出やすいので要注意です。
歯並びが乱れることで、見た目に大きな影響を与えるだけでなく、顎や顔のバランスにも悪影響を及ぼします。
 

2. 顎の骨が減っていく

歯を失ったまま放置しておくと、歯の根元に刺激がなくなり、顎の骨が次第に減っていきます。
長く歯がないままの状態が続くと顎の骨が衰え、骨密度が低下して、その後、インプラント治療を受けるのが難しくなることがあります
さらに、顎の骨の衰えは、顔の輪郭にも影響を与え、老けて見える原因にもつながります。
顎の骨は、歯の根元に接することで発達し続けています。
歯を失うとその刺激がなくなり、顎の骨が徐々に痩せていくため、放置することは身体全体の健康にも悪影響を及ぼすことになるのです。
 

3. 咀嚼(そしゃく)機能が低下する

歯を失うことで、食事をする際に効率よく噛むことができなくなります。
噛む力が弱くなると、消化が不十分になり、胃腸に負担をかけることがあります。
特に奥歯を失った場合、硬い食べ物を噛むのが難しくなり、消化不良を引き起こしやすくなるのです。
また、食べ物を上手に噛むことができないと、栄養が偏りがちになり、身体の健康にも影響を与えます。
咀嚼機能を取り戻すためには、早期に歯を補うことが大切です。
 

4. 発音や会話がしにくくなる

特に前歯を失った場合、空気がそこから抜けることにより発音が不明瞭になることがあります。
歯がないと、特定の音が発音しづらくなり、会話に自信がなくなることも。これにより、社交的な場面でのコミュニケーションに支障をきたすことが多くなり、精神的にも不安定さにもつながりかねません
「さ行」「た行」「な行」など、特に前歯を使って発音する音は、歯が欠けていると発音しにくくなります
見た目にも影響が出るため、会話においても自信を失う原因となります。
 

5. 歯周病やむし歯のリスクが高まる

歯を失った場所に食べ物が詰まりやすくなり、歯磨きもしづらくなるため、歯垢が溜まりがちになります。
お口の中の健康管理が難しくなって歯ぐきの炎症を引き起こしやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まるのです。
歯周病は、むし歯と並び「歯を失う二大原因」といわれています
歯を失ったまま放置しておくことで、歯周病が進行し、ほかの歯の寿命を縮めるといった悪影響を及ぼす恐れがあります。


参照:厚生労働省 健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「歯の喪失の原因」>

 

6. 顔の印象が老けて見える

歯を失ったままにしておくと、顔の輪郭が崩れて見えることがあります。
歯は顔の中で重要な役割を果たしており、歯があることで顔全体がバランスよく見えます。
しかし、歯が欠けると、顔の印象が老けて見えるだけでなく、全体的なバランスが崩れることにもつながるのです。
特に前歯が欠けると、口元が引き締まらなくなり、口元が突出して見えることもあります
これにより、年齢よりも老けて見える印象を与えてしまうようになるのです。
 

7. 精神的にも影響を及ぼす

歯を失ったことで、笑顔に自信をなくしたり、人と話すことに抵抗を感じたりすることがあります。
見た目の変化が気になるだけでなく、話すことに対する不安が増し、社会的な場面での自信喪失につながることも。歯を失うことが精神的な健康にも影響を与えることもあるため、早期に補う治療を行うようにした方がよいでしょう。

 
 

歯を失ったら早めに補うことが大切

このように、歯を失ったまま放置しておくことによるデメリットは、見た目だけにとどまらず、健康や生活の質にも影響を与えかねないのです。
 
歯を補う方法には、インプラント、ブリッジ、入れ歯などがあり、各治療方法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
どの方法が自分にとって適切かは、歯科医師としっかりと相談しながら決めることが大切です。

 
 

歯を補う方法と治療法について

歯を失った場合、そのまま放置しておくとさまざまなリスクや健康問題が生じるため、早期に適切な治療を受けることが非常に大切です。
歯を補う治療方法にはいくつかの選択肢があり、それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあります。
 

インプラント・ブリッジ・入れ歯の特徴を比較

自分に合った方法を選択するためにも、歯を失ったときの代表的な治療法である「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」について、知っておきましょう。

インプラントブリッジ入れ歯
見た目の自然さ非常に自然おおむね自然やや劣る(保険診療の場合)
周囲の歯への影響負担なし隣の歯を削る周りの歯や歯周組織に負担をかける
手術の有無必要(外科手術)不要不要
治療期間長め(数ヶ月)短い(1〜2週間)短い(ただし調整のための通院が必要)
治療費高額(基本、自由診療のみのため)中程度(歯科素材による)比較的安価(保険診療の場合)
耐久性・安定性高い(長期的に安定する)やや劣る低い傾向(保険診療の場合)
装着感・快適さ非常によく満足度が高いよい慣れが必要
メンテナンス定期的なケアが必要定期検診が必要調整・作り直しが必要
 
※入れ歯は、調整して使用することで快適さが高まります。
また、自由診療の入れ歯には多彩な種類がございますので、ご希望に合った入れ歯をお作りできます。
よく噛めるようになりたいけれど、インプラントによる外科手術を避けたい方は、ご相談ください。
 
 

インプラント治療

インプラント治療は、失った歯の根元部分を人工の歯根で補い、その上に人工歯を取り付ける方法です。
インプラントは、人工歯根を顎の骨に埋め込むことで、自然な見た目と天然歯のような機能を取り戻せます。
20年以上インプラントを使用している方に向けた満足度調査では、93%もの方が「非常に満足」「だいたい満足」と回答している満足度の高い治療法となっています


参照:J-STAGE|日本口腔インプラント学会誌31巻(2018)2号「20年以上経過したインプラント患者のアンケート調査」p55-175 図18  >

 
また、ほかの歯に負担をかけることなく、独立して機能するため、周囲の健康な歯を守りながら補うことができるのが大きな特長です。
 

インプラントのメリット

 

▪自然な見た目

インプラントは歯の根元から人工の歯を装着するため、まわりの歯とも違和感なく馴染みます。
インプラントに使用される人工歯は、色や形が自然で美しいセラミック素材などを使用するのも特徴です。
 

▪周囲の歯に負担をかけない

インプラント治療は、失った歯の周囲の歯を削ることなく、人工歯を直接骨に埋め込むため、まわりの歯に負担をかけることがありません。
これにより、周囲の健康な歯を守ることができ、歯並びのバランスが崩れることを防げます。
 

▪長期的に安定する

インプラントは、骨としっかりと結びつくことで強固な固定力を持っています。
そのため、長期的に安定した機能を保ち、自分の歯とほとんど変わりなく噛むことができるようになります。
先ほどのアンケートでも「非常に満足している」という理由が「よく噛める」ということからもその魅力がわかります。
インプラントの平均寿命は10年~15年といわれていますが、メンテナンスをしっかり行えば、さきほどのアンケートに回答された皆様のように20年、もしくはそれ以上、問題なく使用することも可能とされています。
 

インプラントのデメリット

 

▪外科手術が必要

インプラント治療は外科手術を伴うため、手術前にカウンセリングや検査が必要です。
また、治療後には回復期間があり、数ヶ月を要する場合があります。このため、治療期間が長くなる可能性があります。
 

▪治療費が高額

インプラント治療は、他の治療法に比べて治療費が高額になることが一般的です。
費用面での負担が大きいため、治療方法を選ぶ際には予算を考慮し、相談することが大切です。
 

▪骨の状態が悪いと難しい

インプラント治療を行うには、一定量の健康な骨が必要です。
骨が不足している場合、骨移植が必要になることがあります。その場合、さらに治療期間が長くなり、追加費用が発生することもあります。
 
 

ブリッジ治療

ブリッジ治療は、失った歯の両隣の歯を削り、その上に𫞎を渡すように人工の歯を取り付ける方法です。
インプラントに比べて手術を伴わず、比較的短期間で治療が完了します。
治療が比較的早く完了する反面、隣の健康な歯を削る必要があるため、慎重な選択が求められます。
 

ブリッジのメリット

 

▪手術が不要

インプラントとは異なり、外科手術を行う必要がないため、治療が比較的短期間で完了します。
手術のリスクを避けたい方には、適した治療方法です。
 

▪短期間で治療が完了

ブリッジは、インプラントに比べて治療期間が短く、数回程度の通院で完成する場合があります。
そのため、急いで歯を補いたい場合に有効です。
 

▪見た目が自然

ブリッジで使用する人工歯は、周囲の歯とよく調和するため、見た目が非常に自然です。
適切な素材を選ぶことで、目立ちにくく、まわりの歯と違和感なく使用できます。
 

ブリッジのデメリット

 

▪隣の健康な歯を削る必要がある

ブリッジを支えるために、失った歯の両隣の歯を削る必要があります。
これにより、隣の歯に負担をかけることになります。
 

▪耐久性がインプラントよりも劣る

ブリッジはインプラントに比べて耐久性が劣るため、定期的なメンテナンスが必要です。
特に、人工歯部分に摩耗が生じやすいため、経年劣化による交換が必要となることもあります。
 
 

入れ歯

入れ歯は、失った歯を補うための取り外し可能な義歯です。
金属やプラスチックで作られた保険診療の入れ歯もありますので、比較的安価で治療を受けることができます。
入れ歯は、ほかの歯に負担をかけることなく歯を補うことができる上、手術を避けたい方にも適しています
 

入れ歯のメリット

 

▪取り外し可能

入れ歯は自分で取り外しができるため、清掃が簡単です。
また、歯科医院での調整も容易であり、定期的にメンテナンスを受けることで長期間使用できます。
 

▪治療費が安価

インプラントやブリッジに比べて、入れ歯は治療費が安価であるため、予算に合わせて選択しやすい治療法です。
 

▪ほかの歯を削らずに治療できる

入れ歯は隣の歯を削ることなく、失った歯の部分に取り付けることができるため、健康な歯を守ることができます。
 

入れ歯のデメリット

 

▪装着感に違和感がある

最初は入れ歯に慣れるまで時間がかかることがあり、装着時に違和感を感じることがあります。
これを解消するために、調整やフィット感の向上が必要です。
 

▪安定感がインプラントよりも劣る

入れ歯は取り外し可能なため、安定性がインプラントに比べて劣ることがあります。
特に食事中に外れやすいことがあるため、安定した噛み心地が必要な方には向いていないこともあります。
 

▪定期的な調整が必要

入れ歯は時間の経過とともに形が変わることがあるため、定期的に調整が必要となります。
また、口内の状態によっては、再度作り直すことがあるため、メンテナンスが欠かせません。



 
 

歯を失ったら早めに治療を受けましょう

歯を失ったまま放置することは、健康や生活の質に多くのデメリットが生じることにつながるのです。
歯を失った場合は、できるだけ早く補う治療を開始することをおすすめします
治療法にはインプラント、ブリッジ、入れ歯がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあるため、歯科医師と相談し、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
 
上本町・谷町九丁目・四天王寺前夕陽ヶ丘エリアの歯医者・歯科医院【近藤歯科】では、患者様お一人お一人に合わせた治療法を提案し、健康で美しい口元を維持するためのお手伝いをしています。
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